SEO対策

SEO(検索順位)に絶対はない

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パンダ

SEOに絶対はない。必ず1位を取る方法はないし、順位をキープすることもできない。

SEOに精通している人にとっては当たり前のことですが、検索順位はお金で買えるものではありません。したがって、検索1位を特定の業者が独占することもできません。これは20年前から変わらない事実です。

しかし、いまだに明確な根拠もなく特定キーワードの順位にこだわる人はいます。検索エンジンで1位を取ることに固執してしまい、本来の目的を忘れてしまうことが一番順位を下げる要因になります。

SEOの目的は「ユーザーに有益な情報を届ける」ことである、ということです。
その結果、利益に繋がるということです。

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○○のキーワードで必ず1位を取ります!という業者には要注意だ。

しかし、上位表示するためのノウハウは確かに存在します。

つまり、SEOで上位表示させることはノウハウ上可能だけど、絶対に1位を取る(キープする)方法はないという認識が正しいです。このことを念頭に置いておかないといけません。

ここで注意してほしいのが、「SEOはこれをすれば絶対に順位が上がる」という仕組みではないということです。GoogleはSEOの評価項目を公言していないのです。また、その評価項目についても毎日のようにGoogleは改良を加えており、すべての評価項目を知る術もありません。

検索順位は相対評価

Googleが順位を決定することに使われているアルゴリズムは数百の要素があると言われており、その数百の評価で満点を取ることは不可能に近いです。

以下のサイトでGoogleのアルゴリズムを分析していますので、参考にしてください。

参考:Google検索アルゴリズム261項目完全分析 “SEOの全て”

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この↑サイトを見てもわかる通り数百あるアルゴリズムすべてで満点を取ることは不可能に近い。なぜなら、GoogleはSEO対策をさせないためにアルゴリズムを更新し続けているからだ。(公平性を保つため)

検索結果は、自社のサイトだけで判断されるものではなく、Googleにインデックスされているサイトの中で、相対評価されます。つまり、自社のサイトに何の変更を加えていなくても、ライバルサイトが良いコンテンツを作成すると、相対的に検索順位が下がることがあるということです。

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順位が下がる(上がる)要因が自社サイトにあると思い込むことが危険な考え方だ。他社サイトが改善したから自社サイトが下がったと考えてみよう!

仮に、ずっと1位を取っていたとして、何も変更を加えていない状態でも、2位のサイトが改善を加えることで順位が入れ替わることがあるのがSEOです。だから「SEOに絶対はない」のです。

絶対評価とは、「これをすれば絶対に順位が上がる」という評価ですが、Googleは絶対評価で順位を決めません。なので、「周囲のライバルサイトと比べて自社サイトの方が優っている」状態を作らなければなりません。

そして、その「優っている点」を付ける評価が数百以上あると言われています。

つまり、検索順位は「狙って取れる」ものではなく、コツコツとユーザー目線でサイトを改善していき、ユーザーの満足度を上げ続けることで、相対的に1位を狙えるものだと理解してください。

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上位表示は狙えるけど、1位を取る約束はできないものだと覚えておこう。

公式HPがSEO1位を取ることはできる?

『「地域名+業種名」で1位を取りたい』という相談をよく受けることがあります。例えば、「渋谷」で「カフェ」を経営しているオーナーが「渋谷+カフェ」で自社のHPを1位に表示させたいと思うのは、当然といえば当然です。

しかし、現在のGoogleアルゴリズムはその望みを叶えることは正直厳しいのが現実です。

現在の検索エンジンは「ローカル検索(MEO)」と「自然検索(SEO)」の領域があるということは、Googleビジネスプロフィール(MEO)の必要性でも説明しました。

これは、確定した話ではありませんが、現在のGoogleのアルゴリズムでは、自然検索(SEOの領域)には、公式HPではなく「食べログ」や「じゃらん」「レッティ」のようなポータルサイトが独占している状態になっていることが多いです。(業種によってバラつきあり)

これは、Googleのアルゴリズム上の問題で、ユーザーが「地域名+業種名」で検索する際に求めている情報が「ランキング」や「まとめサイト」であるというデータが蓄積されていることが原因だと考えられます。

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GoogleのAIが機械学習していることが主な要因になっているんだ。

実際に、あなたがビジネスをしている地域と業種名(サービス名)で検索した際に、公式HPが上位表示している割合を見てみてください。もし、検索結果1ページ目に公式HPが1〜5件程度表示されていれば、1ページ目に表示することはできると思いますが、検索結果に公式HPが1件も表示されていない場合、上位表示は難しいと判断した方が良いでしょう。

その場合は、SEOを頑張るよりもMEOを頑張った方が費用対効果もいいでしょう。

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最近では、多くのSEO会社が「地域名+業種名のキーワードでは、SEOよりもMEOを頑張りましょう」にシフトしてきているぞ。

だからと言ってSEOを疎かにできない

ここまでの話を聞くと、「じゃあ、もうSEOはやらなくていいのか?」と思われるかもしれませんが、そうもいきません。なぜなら、ローカル検索(MEOの領域)の順位決定の要素にSEOも関係してくるからです。

どういうことかと言うと、公式HPがSEOで圏外にいるお店(A店)と、公式HPがSEOで15位にいるお店(B店)では、MEOの領域でもB店の方が好影響を受けるからです。

つまり、MEOの順位を上げるためにも、SEOでなるべく上位にいた方が好都合であるということです。従って、「MEOで良い順位を取るためにSEOも並行して頑張るというのが、今の検索エンジンを攻略する鍵となる」ということです。

MEOで上位表示するためにSEOを頑張る必要がある。
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Googleの進歩に合わせて対策の仕方も変わってきている。5〜6年前に通用していたやり方は今は通用しない。

地域名+業種名で露出するには

では、「地域名+業種名」で自社の存在をアピールするにはどうすれば良いか?ということになると思いますが、これは、地道に公式HPのSEOを頑張るということに加え、上位表示しているポータルサイト・まとめサイトに掲載してもらうというのが近道です。

例えば、飲食店であれば「食べログ」「レッティ」「ホットペッパー」のようなポータルサイトへ掲載し、そこで上位に表示されるようにするなどです。他にも、個人が運営しているブログ等が上位表示している場合は、そのサイトの運営者へ連絡し掲載してもらうなどすると良いでしょう。

こうした作業を続けていくと、被リンク(サイテーション)という外的SEOが働き、公式HPの評価にも好影響を与えますし、MEOでも同様の効果が見込めます。

SEO1位に固執せずできることを継続する

今回の内容は「地域名+業種名」では公式HPは上位表示できないのか、と落胆させてしまう内容になってしまうかもしれませんが、最初に伝えた通り「SEOに絶対はない」ので、公式HPが1位を取れないというわけではありません。

ただ、1位に固執してしまうことが危険な考え方だということを理解してもらいたく、このような内容になっています。弊社のクライアントにもSEOで1位を取ることに固執してしまい、順位が上がり下がりすることに一喜一憂してしまう人も多いです。

しかし、検索順位は毎日のように入れ替わるものです。

また、確かにSEO1位のサイトはクリック率は高いですが、検索ユーザーの多くは検索上位のサイトを複数チェックし、比較検討することがほとんどです。1位のサイトに必ず申し込むものでもありません。

つまり、検索結果の1ページ目に表示されていれば、比較対象には入れます。

その中で、どうすれば自社が選ばれるのか?をよく考え、ユーザー目線で使いやすいサイトを構築していくことに力を注いでいく方が精神衛生上でも健全と言えるでしょう。

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SEOでの成功は1位を取ることではなく、売上げが上がるかどうかなんだ。そして、お客さまが満足するかどうかだ。

SEOだけでなくSNSも活用しよう

そして、今は検索エンジンだけでなく、TwitterやFacebook、Instagram、YouTube、TikTok、LINEなどプラットフォームも多様化してきています。

以前は、SNSは個人間(友達同士)のコミュニケーションツールと思われていたので、SNSにやる気がでない経営者はいまだに多いですが、今やSNSはビジネス上でも大変有効な手段です。

むしろ、SNSではじめて認知するというケースは非常に多くなってきています。若い人は特に、SNSのDM(ダイレクトメッセージ)などで問い合わせするのが当たり前になりつつあります。

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逆にメールで問い合わせをするという文化は古いと思われてきているかもね。

以前は、検索エンジンで検索することでしか、認知を獲得できなかった時代もありましたが、今はそうではありません。SNSで認知して、興味が出て検索エンジンで検索してホームページに辿り着くというケースが一般的です。

その時代にSEO1位に固執し続けるのは、時代の波に逆行しているのかもしれません。

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もちろん、SEOも頑張るんだけど、それ以外の対策も頑張っていくべきということだ。決してSEOを諦めていいというわけではないぞ。

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